国語が苦手という子供は、文章を正しく読み取っていないことが多いです。自分の感想や気持ちを中心にしてしまうこともあるようですが、筆者が何を言おうとしているかということをしっかりと把握できるようになることが大切です。
そのためには、文章を書いている人の立場になりながらしっかりと内容を把握していくということが求められます。同時に、漢字や熟語さらにはことわざなどもおさえていく必要があります。
小学生くらいで国語を苦手としている子供に多く見られる特徴をまとめてみました。どこに原因があるのかを把握できれば対策が見えてくると思います。
【ケース1】普段本を読むことがほとんどなくて文章に慣れていない
近年はますます子供の本離れが加速していることも関係しているのかもしれませんが、長文を読むこと自体に日常的に触れていないと、国語の文章を読んでもなかなか趣旨を上手につかむことができないということが考えられます。
ある程度は文章に慣れることで読むスピードも上がってくるはずです。日頃から日本語の文章に慣れ親しんでいくことで国語の長文を自然に読みこなしていくことができると思います。
【ケース2】筆者が言いたいことが何なのかを客観的に読み取れない
国語の問題では筆者が何を伝えようとしているのかを客観的に読み解くことが求められてくるはずです。もちろん、自分がどう思うのかということも大切なことなのですが、設問の多くは筆者は何を言いたかったのかを問われることになるわけです。
でも、実際には筆者が言いたいことを読み解くためには段落の構造や接続詞などに留意をして文章を読んでいくことが必要になるわけです。文章全体を冷静に分析できることで設問に的確に回答をしていくことができるわけです。
【ケース3】国語の文章のジャンルは様々で読みにくい文章もあります
物語文などであれば、小学生の子供でも頭の中で光景を思い描くことができやすいかもしれません。なので、スムーズに文章を最後まで読み進めることができるでしょう。でも、国語の問題で出題される文章はこのような読みやすい文章ばかりではありません。
例えば、論説文や随筆などが該当すると思います。表現や言い回しが難しいことが多いこともあって普段から読みなれていないと最後まで読み通すことも厳しいこともあるわけです。様々なジャンルの文章に親しむことが必要というわけです。
【ケース4】設問の問いに対して的外れな回答をしてしまう
国語の問題では長文をしっかりと読み込むということはもちろんですが、設問もしっかりと読むということが必要になってきます。設問の問いに対して的確に回答をするということが必要になってくるわけです。
よくある例ですと、設問では「~なのはどうしてですか?」という問いかけがよくあります。なので、回答には少なくても「~だからです。」といった文言が出てくるべきでしょう。会話の一環として考えてみると納得できると思います。
【ケース5】熟語やことわざなどは勉強していなければ解けません
国語は考える科目というイメージが強いですが、もちろん知っていなければ解けない分野というものもあります。それが、熟語やことわざなどです。意識的に勉強をしないとついつい全く手つかずという状況になりやすいですよね。
もちろん、毎日の勉強時間にあまり多くの時間をかける必要はないと思います。他にもしなければならない勉強が山ほどあるからです。かといって、効率的に目を通していかなければなかなか知識が定着しないということもあるわけです。
私の経験では、国語が苦手な子供が独学で克服していくことは簡単なことではないと思います。というのも、文章を読み込んでいくうえでのコツを知ったうえで問題にチャレンジをすることが克服への近道だと思うからです。
ただやみくもに文章を眺めていてもどこに注意をして読んでいけばよいのかも分かりにくいですし、文章を読み解く上でのコツを知らないままに国語の勉強をしていてもなかなか成績には反映しにくいからです。
これは、本をたくさん読んでいれば単純に国語の成績が上がるものではないと思っています。それは、筆者の立場になって考えることが要求されている科目だからです。そのためには、ある程度のトレーニングを積んでいくことがいいと思うんです。
国語の勉強法は大きく分類をすると2種類に分かれると思います。それは、①漢字・熟語・ことわざなどの知識の習得、②物語・説明文・随筆などの文章問題の読解です。
いずれも短期間で習得するというよりも日々の学習を継続していくことで着実に実力が付いてくるものと考えられるわけです。
ただし、ただ何も考えずに勉強をしてもすぐには成果を見いだせないことが多いです。ポイントを抑えて効率的に学習をしていくことが大切なんです。
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(参考記事)
あまり普段は文章を読みなれていない子供ですと、1回国語の文章を読んだだけでは筆者が言いたかった主張を把握することは難しいはずです。文章を書いた人の立場になって何度も読み返してみることで言いたかったことが把握できるようになります・・・
多くの人が本をたくさん読んでいる子供は国語が得意になるの?という疑問を持っていると思います。普段からよく本を読んでいる子供は文章には慣れていますので、あまり国語の文章を読む際にも苦痛を感じるようなことはないでしょう・・・
私たち日本人は母国語である日本語の文法ということをほとんど意識しないままに生活しています。でも、小学生の子供は日本語という言語を学んでいるのです。ですので、当然日本語の文法や構造がどうなっているのかを理解する必要があるのです・・・
国語の文章はいくつかの段落で構成されています。文章全体として筆者の言いたい結論を導くために各段落ごとの役割であったり趣旨というものがあるはずです。文章全体の構造を把握するためにも、各段落の趣旨や役割を考えながら読むのがいいでしょう・・・
国語の文章は筆者が最終的に言いたい主張にたどり着くまでの思考の流れをしっかりと把握するようになれなければなりません。文章の大きな流れを把握するうえで重要な役割を果たしているのが接続詞と言えるでしょう。まずは接続詞の種類や役割を知っておくべきです・・・
小学校で習う漢字はかなり膨大です。遅れをとらないためにも毎日コツコツと漢字は継続して学んでいくことが大切です。書ければ良いというだけでなく、しっかりと正しく読めるようになったり、正確な書き順にも気を付けて覚えていきましょう・・・