小学校4年生にもなってきたらそろそろ本格的に受験勉強を始めるべきでしょう。学校や塾で習う内容もこの頃くらいから徐々に内容が高度になってきますので、気を引き締めて勉強に取り組むことが大切になってきます。急に難しい内容に戸惑いを受ける子供もいるでしょうが、苦手な分野を作らないようにしましょう。
中学受験を前提とするのであれば、小学4年生くらいから塾や家庭教師を探すご家庭も多いでしょう。もちろん小学校の授業だけでは中学受験には完全に対応していくことは非常に困難と思われますので何らかの対策が必要にはなるのですが、目標を明確にして上手に活用していくことも大切です。
そのためには、そろそろこの中学校を受験したいなという志望校を意識し始めてみるというのもいいでしょう。もちろんこれから受験までの間に志望校は変わってくることもあるでしょうが、ある程度明確に行きたい学校というものがあるほうが子供にとっても受験勉強のモチベーションが上がってくるはずだからです。
日々の勉強ですが、予習と復習を効率よくこなしていくことが基本となってくるはずです。いくら受験勉強だからといって特殊な勉強方法をするわけではありません。学習スタンスは基本に忠実にこなしていくことで子供の学力は徐々に上がってくるはずです。
どうして小学校4年生くらいから本格的な中学受験を意識した勉強が必要になってくるのかということですが、それは実際の入試の試験問題で小学校4年生くらいから学ぶことが出題されるからです。なので、日々の勉強をする際にはその分野での過去問なども意識しながら勉強するといいでしょう。
まずはしっかりと基本的な事を頭に入れることが大切です。これがなければ今後思うように成績を上げることが出来なくなってしまうからです。どんな時でも基本を大切にするという姿勢は崩さないようにしましょう。ただ、受験対策はここからが勝負です。
というのも基本的なことをもとに応用力を身に付けていかなければならないからです。多くの中学受験の出題では考えさせる問題が出ています。ただ単に知識を問われるだけの問題は多くはありません。この考えることというのは日々の勉強の中で身に付けなければならないことなのです。
考える力をつけていくためには応用問題を解いてみることが近道です。基本的な事を使って自分の頭で考えてみることで問題を様々な観点から多角的に分析することが出来るようになってくるからです。そのためにも最初は難しいなと感じるようでも多くの問題にチャレンジしていくべきなのです。
もちろん初めからスイスイと問題が解けるという子供ばかりではないはずです。1問を解くのに時間がかかるということも当たり前だと思うべきです。ここで大切な事はとにかく一生懸命に考えるということです。すぐに誰かに答えを聞こうとしたりはしないでください。
なので、とにかく粘り強く勉強を続けることが肝心です。分からないことがあれば教科書や参考書などを見ながら考えるというのでも構わないと思います。途中まででも自分なりに出来る範囲で回答を考えてみるという習慣をつけてほしいのです。
小学校4年生から習うことは全て中学受験の試験範囲なんだという意識が大切になります。今習っている分野から試験当日に出題される可能性は十分にあるのです。なのですべてを理解して勉強を進めなければなりません。そのためにも分からないことをそのままにすることだけではしてはならないのです。
中学受験はかなり出題が広範囲に及びます。受験間近になって過去に習ったことを一から見直すなんて余裕はなかなかもつことが出来ません。今習っていることは全て理解しながら次に進んでいくことが求められるため、とっても大変なのです。
受験が近くなってくるとどうしても時間が足りなくて慌ててしまいがちです。できるだけ上手に中学受験を乗り切るためにも小学校4年生の頃からは気持ちを引き締めて学んでいくことが求められるのです。後で後悔をしないためにも毎日の勉強の質を上げていくように頑張りましょう。