小学校では図形の分野で三角形について学びます。三角形の問題を解くうえで大切なポイントはずばり各三角形の種類ごとの定義をしっかりと覚えるということです。小学校で習う三角形のなかで重要なものは、二等辺三角形と正三角形です。
二等辺三角形とは、三角形の中でも2辺の長さが等しいものをいいます。正三角形とは、三角形の中でも3辺の長さが全て等しいものをいいます。
いかがですか!?とってもシンプルで簡単だと思いませんか??大人の方からすると当たり前と思うでしょうが、子供に三角形を教えるときには、一番最初にこれをしっかりと伝えるということが大切になってきます。
というのも、実際の図形をみると、何となく二等辺三角形や正三角形であるというのは見分けがついてしまうので、子供は案外それぞれの三角形の定義を答えられないことが多いからです。もしかしたら、大人の方でも定義は曖昧で答えられないかもしれません。
実は何となくでしか三角形を理解していないと少々意地悪な問題に全く対応が出来なくなってしまいます。例えば、パッと見た感じでは二等辺三角形に見えてしまうけれども、二辺の長さが微妙に違う場合には二等辺三角形にはなりません。でも、見た目ではあまりにも微妙ですので子供は何となく二等辺三角形だと決めつけてしまうのです。
これは、見た目だけで図形の種類を分類してしまうということに原因があります。図形の問題を解く際の思考回路としては、定義があって、その定義に当てはまるときに分類がなされるということが三角形の成績を上げるポイントでしょう。
二等辺三角形や正三角形の問題を解くうえで、それぞれの三角形の定義をおさえるということが大切ですが、この定義さえ完全に理科が出来てしまえば、多くの問題がすらすらと解けるようになってきます。どんな問題を解く時でも、定義を思い出して解くように心掛けましょう。
問題がスラスラと解けるようになると子供は三角形の問題が楽しいと感じるようになってくるはずです。非常に覚えるべきことが少ないので、一度興味を持ち始めてしまえば、みるみると成績が上がっていくというのが三角形の分野の魅力でもあります。