子供が2人以上いる場合ですと、兄弟や姉妹でも大きく成績が違うことがあります。特に上の子供が成績が優秀だったりすると、親としては安心感があるので、いざ下の子の成績が悪かったりすると強いショックを受けてしまうこともあります。
兄弟や姉妹であるのだから同じような環境で育ってきているので、最初はどうしてここまで下の子の成績が悪いのか納得ができないことも多いかもしれません。特に上の子が成績が優秀ともなるとギャップの大きさに戸惑いを感じてしまうのは当然ともいえます。
なかには、上の子の成績がいいのは自分に似たのだけれど、下の子が成績が悪いのは主人の家系の遺伝のせいだなんてことを考えてしまうこともあるようですが、そのようなことを考えても解決にはならないのでもっと現実的なことを見据えていくようにしましょう。
まず、このように上の子と下の子とで極端に成績に差がある時にはそれぞれの子供の個性を受け入れるということを心がけましょう。下の子にはその子なりの個性があるので、しっかりとそれを理解して現実的な対応を行っていくようにしましょう。
もちろん、上の子は現実的に良い成績を取ってきているのですからたくさんお手本となるべきことは多いはずです。日々の勉強をする時間帯や復習をいかにその日のうちに終わらせるかなどいくつかの観点で上の子と下の子との違いを考えてみるといいでしょう。
兄弟や姉妹であっても得意科目や不得意科目はそれぞれ異なるのが一般的です。下の子供の苦手科目をしっかりと把握して、まずは苦手科目を十分に時間をかけて勉強をしていくことがいいでしょう。その際には無理に得意にしようと暗記に頼るような勉強をしないように注意が必要です。
兄弟や姉妹となると、ついつい子供を比較してしまいがちです。間違えても子供にそのような発言を繰り返さないように心掛けてください。小さいながらも子供は傷付いてしまいますし、トラウマになってしまうこともあります。いかに気遣いをすることが出来るのかということも非常に重要です。
成績は急には上がらないことが多いです。短期間で考えるのではなくて数か月くらいはじっくりと腰を据えて取り組んでいくことが必要になります。大切な事は正しい勉強法を継続することです。苦手な教科などでは、分からないことは自分で調べる習慣をつけていくことも必要になるでしょう。