小学生の子供に学校で習ったことを全て丸暗記しなさいというのは間違っています。もちろん、暗記しなければいけないこともありますが、何から何まで全てを丸暗記するというのでは思考能力が成長なくなってしまいます。
小学生の勉強にとって大切な事は、しっかりと自分の頭で考えることが出来るかどうかということです。最低限暗記しなければいけないことはありますが、むしろ、覚えたことを活用して多くのことを想像しながら考えていくという方が重要です。
勉強というと多くのことを暗記するというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、基本的に小学生のうちに学ぶことはただ記憶すればよいというような事ではありません。もっと柔軟な思考ができるように導いてあげるという心構えが必要になってきます。
なので、最初から小学生の子供に暗記ありきで勉強をすることを経験させてしまっては子供は勉強が嫌いになってしまう可能性もありますので、その点は十分に注意していくべきでしょう。
もちろん、小学校で習うことであっても最初に暗記をしなければいけないこともあります。何も知らないで先に進むというわけにはいきませんので、覚えることはしっかりと覚えてからその覚えたことを上手に活用するというのがおおまかな勉強の流れでしょう。
でも、暗記することは出来るだけ最小限にするということが子供の勉強をする際のポイントです。本当に覚えなければいけない大切な事を最初にしっかりと理解したうえで、その覚えたことをベースにいろいろと想像力を膨らましながら問題を解くというクセをつけてあげることがいいでしょう。
毎日の授業の復習や家での勉強をするときにはできるだけ丸暗記をするようなことはしないべきで、どうしてそうなるのかというように考える習慣をつけていくことが基本になります。時間はかかるかもしれませんが、長い目で考えるとじっくりと一つ一つ丁寧に理解していくということが子供の思考能力を上げるためには必要です。
でも、どうしても子供が理解できないことがある場合もあるでしょう。そのようなどうしても理解できないことを丸暗記するのはテスト前などの時間の猶予がない時などの最終手段くらいに考えておくのがいいです。いっぱい考えてもどうしても理解できないのですから記憶にも残りやすいでしょう。