よく予習をしなさいということを耳にします。でもどうして予習が大切なのでしょうか!?予習については非常に大切だと考える方と、いやいや予習よりもしっかりと復習をする方がいいと考える方と大きく意見が分かれるかもしれません。
もちろんそれなりにどちらの言い分にも理由はあるでしょうが、私は予習は大切だと考えています。それは授業で習う内容をあらかじめ簡単にでも勉強をしておくことで、先生の言っている内容を理解できるようになるからです。
もちろん、予習をしっかりとやれればいいのでしょうが、現実的には時間もあまり十分にないことも多いでしょうし、そこまで手が回らないというのが現状という子供もいると思います。学校の授業を消化していないのに、予習なんて無理と思う方もいるでしょう。
でも、冷静に考えると、予習をするということは授業の先手を打つということにもなりますので、非常に勉強のサイクルが好循環になっていくことが多いはずです。予習→授業→復習 といった勉強のサイクルになりますので、子供は短期間のうちに何度も同じ分野を学ぶことができるため、その分野を一気に消化できる可能性が高くなるということです。
もしも現在子供の成績が思い通りに上がらないで困っているというのであれば、思い切って予習に時間をかけてみるというのもいいと思います。時間をかけすぎる必要はありませんが、ポイントをしっかりと知っておくだけでも、授業中の充実度は格段にアップするはずです。
子供は知っているということは非常に自信につながることが多いです。普段の授業で学んでいる内容は予習をしなければ知らないことが多いはずです。そうなると、なんだか勉強への自身もなくなってしまうこともあるでしょうし、勉強への興味を持つこともできないかもしれません。
このような状況に子供が陥ってしまっているのに復習をしっかりして勉強を好きになるというのは少しハードルが高いこともあるのです。この悪循環を打開するには予習は非常に有効です。
予習をしておくことで事前に最低限のことを知っているわけですから、授業中に少なくても聞いたことのある内容を学ぶことになるのです。その後に復習ができれば、子供は苦を感じずに学んでいくことが出来るはずです。
これは科目によっても少し変わってくるかもしれません。一般的に算数は勉強に時間を要する科目といえます。1回や2回学んでもなかなか得意にするのは難しいはずです。特に、足し算・引き算・掛け算・割り算などは何度も繰り返して練習する必要があります。
このように習得までに時間を要する算数といった科目においては予習の重要性は高いと考えられます。予習をすることによって、しない時よりもその分野に触れる機会が増えるからです。
お子様の得意科目や不得意科目の状況によっても異なるとは思いますが、上手に予習を活用することで、苦手科目を克服していくことが大切でしょう。