自分の子供の成績が悪いと、ついつい他のお友達はどうなんだろうと気になってしまうものです。特にいつも仲良くしているご近所の友達のことが気なることも多いでしょう。ついつい、〇〇ちゃんはどれくらい勉強ができるの?なんてことを子供に聞いてしまいがちです。
そんな時に、お友達の成績が良かったり、いつもテストで高い点数を出していたりすると、やはり自分の子供と比べてしまいがちです。自分の子供といつも仲良くしているだけに成績に大きな差があるということが気になってしまうのでしょう。
そうなってくると、ついつい子供に「○○ちゃんは勉強ができるのに、どうしてあなたはこんなにできないの?」なんてことを言ってしまいがちです。親心としては仲良しで成績のいいお友達がいるんだから、その子を見習いなさいというニュアンスで口にしているつもりでも、子供は少し違ったニュアンスで受け止めてしまうかもしれません。
というのも、どうしていつもお友達と自分を比べるのだろうとか、どうせ自分は○○ちゃんみたいに勉強はできないんだからというような後ろ向きな考えを持ってしまうことがあるのです。
このように子供のお友達と成績を比較するような発言をしてしまうと、子供は凄く落ち込むことにもなりますし、自分はダメなんだという変な感情を持ってしまうことがあります。これでは子供は自分の殻に閉じこもる性格になってしまいがちですし、今以上に勉強が嫌いになってしまうこともあります。
なので、お友達の成績は自分の子供の成績とは全く関係がないんだという意識を持つようにするといいでしょう。他人がどんな成績をとろうが、一番大切な事は自分の子供が良い成績を取ることです。他人のことを意識するようなことを口にするべきではありません。
子供だって仲のいいお友達と比較されてはいい気がしないものです。きっとお友達を大切にしているでしょうし、そんな風に比較対象にされることも嬉しくはないでしょう。なので、むしろ○○ちゃんみたいな素敵なお友達がいて幸せだねというように褒めてあげる方がいいでしょう。
自分のお友達のことを親から褒めてもらえるというのは子供からすると鼻高々な気分を味わえるでしょうし、自慢できるお友達がいるという満足感を味わえるはずです。自分もそうなりたいと自ら思えるようにしてあげるのがいいと思います。