小学生の子供にとってみると、分数や少数はなかなか頭でイメージをすることが出来ないケースが多いです。大人からすると当たり前と思うことでも、まだ小さな子供にとっては非常に難しいものなのだということは受け入れるべきです。
なので、とにかく子供が頭の中でいかに思い浮かべることが出来るかということを考えてみるべきなのです。できるだけ日常生活の中にある事柄を使って子供の想像力をかき立ててみることが大切でしょう。
例えば、ホールケーキやピザなどが挙げられます。もともとはケーキやピザの全体で1個です。でも、これを何人かで食べようとすると、小さく切って分けなければいけません。例えば10個に分けるとすると、今度は切った後の小さなケーキやピザが1個になるのです。
このもともとの多いな全体が1個、さらに小さく切ってみんなに配ったものも1個という関係で考えてみると子供もイメージがつきやすいと思います。
私たちのような大人になると、よく理由は分からないけれどとにかくやり方だけ覚ええようということがあります。なかには当然のこととして考えているようなことでも、よくよく考えてみるとどうしてなんだろうと思うこともたくさんあるでしょう。
でも、まだ小さな小学生の場合ですと、どうしてそうなるの?という純粋な気持ちが強いということを十分に理解しておくことが大切ではないでしょうか!?分数や少数が苦手な小学生というのは、どうしても納得できないということが見受けられます。でも、逆を言えば、すごく納得してしまえばあっという間にできるようにもなるのです。
算数は数多く問題を解くことが成績アップの近道だと考えている親御さんも多いと思います。たしかに、それも一理あります。あまり問題慣れしていない子供よりもたくさんの問題に触れている子供の方がいい点数は取りやすいという側面もあるでしょう。ただし、、その前提としては、子供が十分に基本的な事を理解しているということが必要となります。
分数や少数で理解が出来なくなってしまって算数が苦手になってしまう小学生が多いです。そのようにどうしてもイメージが出来ないのに、次々と問題をこなしてもなかなか分数や少数は得意にはならないでしょう。はじめはしっかりとイメージが持てるようになることを心がけて、十分に時間を費やすことがいいでしょう。