小学校の理科ではこぐま座の北極星について勉強します。北極星という名前は知っている子供も多いでしょうが、ここではまず北極星の特性についてしっかりと理解をすることから始めてみましょう。
北極星は真北の方角にあるということです。仮に、道に迷ったりしたときでも、夜空に北極星を探すと北の方角だということが分かるということです。星の名称と方位がイメージにぴったりと合っていますので、子供でもすぐに理解ができるはずです。
それと、北極星はこぐま座のなかの一つの星であるということです。冬の星座の中には冬の大三角形を形成している星もありますが北極星はこぐま座なんだということを混同しないようにしましょう。
夜空の星を見ていると、明るく光り輝く星がまず目に飛び込んできます。このような目立つ星は1等星であることが多いです。しかし、北極星は2等星であり若干明るさに乏しく、しかもこぐま座の星もあまり明るくない星が多いので、どれが北極星なのか判別に迷ってしまうことがあります。
1等星と比べてあまり明るくないのが北極星ですが、見つけ方は北斗七星とカシオペヤ座との位置関係です。ですので、北極星を見つけるためには、まずは北斗七星とカシオペヤ座を探してみるといいでしょう。
まずは、北斗七星ですが、おおぐま座の一部を構成しています。ひしゃくの形をしていることは有名ですが、おおぐま座の尾の部分にあたるのが北斗七星なのです。
それと、カシオペヤ座ですが、Wの形をしているため非常に特徴的な星座です。比較的明るめの星も多いのですぐに見つかるはずです。
北極星は、上の図のように北斗七星のひしゃくの先端にある2つの星の長さの5倍の距離であり、なおかつカシオペヤ座のWの形の外側の線の交点と真ん中の星を結んだ距離の5倍の距離とが重なる場所にあります。じっくりと探してみると見つけたときの喜びは大きいはずです。
北極星は実際に家族みんなで探してみると楽しいので子供も喜んで勉強をすると思います。北斗七星やカシオペヤ座も合わせて経験で学ぶことが出来るので、子供も正確な知識を吸収できるはずですので、是非とも楽しく観察してみてください。