小学校での成績が悪いのは勉強ができないからというよりも、子供が勉強に全く興味を持っていないということがあります。興味がないからどうしても頭に残らないという状況です。
よく考えてみると、これは誰にでも経験があることではないでしょうか??
いくら他人から楽しいよとすすめられても、自分自身の興味のわかないことであれば、やっぱり自分もしてみたいという気持ちにはなれませんよね。例えば、友達が凄く楽しくていいよと勧めてきたゲームがったとしても、あまりゲームに関心がないのであればそうなんだと思うくらいでしょう。
なので、子供が勉強に対して興味が全くない状況でいくら授業を受けていても、きっとほとんどは記憶に残ることもないでしょうし、そもそも覚えたいという願望も湧いていないのかもしれません。
親御さんの立場からすると、学校の成績が悪かったり、テストの点が酷かったりすると、ひとくくりにうちの子は勉強ができないととらえてしまうことが多いです。でも、ちょっとそのように決めつけてしまうのは少し早いかもしれません。
というのも、勉強に全く興味がないために酷い成績を持ち帰ってきているのであれば、勉強を頑張っているのに一向にいい点数が取れないということとは少し状況が異なるからです。
もしも、勉強に興味がないためにやる気も起きなくて点数も悪いのであれば、もしかしたら興味を持ち始めることで急激に成績が伸びていくということも十分に考えられるからです。
なので、じっくりとお子様の勉強への興味ということを親の立場から見極めてほしいのです。最初からこの子は勉強ができないということで決めつけるような事だけはしないでほしいです。
子供は遊びが大好きです。どうしてかというと楽しいからでしょう。もちろん子供に限らず、大人だって楽しいことがあればどんどんと興味が湧いてくるものですし、もっと時間を費やしてでも楽しいことは体験したいという願望を持つはずです。
大学受験などとは違って、小学校で習うことは楽しみながら学べることもいっぱいあるはずです。いかに勉強が楽しいことなのかということを子供が実感できるかで勉強への興味の持ち方も変わってくるはずです。
文字ばかりが並んでいる本を片手に机に向き合うというのが小学生の勉強ではないでしょう。もっと五感を使って想像力を膨らませながら学んでいくということが子供が勉強に興味を持つ第一歩だと思います。