学校のランドセルの奥の方から酷い点数のテストがクシャクシャになって見つかることがあります。子供が悪い点数のテストを隠しているというケースです。もちろん良い点数であれば何も親に見せないでいる必要はありませんので、このようなケースのほとんどがビックリするような低い点数です。
このように子供が悪いテストを隠すようになってしまっているのであれば少し注意が必要です。もしかしたら、子供自身が勉強ができずに自信を無くしてしまっているかもしれないからです。まだ小学生のうちであればほんの少しのきっかけで勉強に対する自信を取り戻すこともできるので、早急に対策を考える必要があります。
ここで注意をしなければいけないのはこのような行動をとった子供を強く怒るだけでは良い解決にはならないということです。どうしてこんなに酷い点数を取ってしまうようになったのかを子供と一緒に向き合って考えてみることが大切でしょう。きっとそれなりに原因がみつかるかもしれません。
そして何よりも気をつけたいのが子供の立場になって考えてみるということです。子供の成績が極端に悪いというのは、多くの場合、テレビをずっと遅い時間まで見るとか、ゲームに夢中になってなかなかやめないとか、スマホや携帯をいじって時間が過ぎていくなど基本的な生活習慣に原因があります。
なので、まずは現在の子供の日々の生活の中で何か勉強を取り組むうえでの支障になっていることがないかどうかをじっくりと見直してみることがいいでしょう。
子供が極端に悪い点数をとっているのには何かしらのわけがあると考えるべきでしょう。子供の中で勉強ということの位置付けが優先順位として低くなっていることが考えられます。ですので、まずは毎日の生活の中で勉強の優先順位を上げていくことが必要です。
優先順位を上げるための一番の近道といえば、毎日の勉強する時間帯を決めるということです。この時間は勉強をするというのを当たり前にするのです。できれば夕方に子供が帰宅してから早い時間の方がいいでしょう。そのほうが子供は勉強は先にしなければいけないという意識がつくので、優先順位が高くなっていくのです。
子供の勉強に対する優先度が高くなればあとはいかにして悪い点数を取らないようにできるかということに専念しましょう。まずはどの科目が分かっていないのかを把握して、苦手科目に多く勉強時間を割いていくということから始めるのがいいでしょう。いかにして子供の自信を早く取り戻してあげられるかが重要です。
子供はどんなに酷い点数を取ってしまっても、少し勉強のコツをつかんで授業の内容を理解できるようになれば、大人が思うよりも早く成績が上がってくることが多いです。なので、あまり焦る必要はありません。きっかけさえつかんでしまえば子供の成長というものは著しいということを信じて頑張りましょう。