小学校の理科では昆虫の体のつくりを勉強します。教科書だけを眺めていても深い理解が出来ないでしょうから、できるだけ図鑑を見ながら動物の実際の写真を見て確認しながら勉強を進めていくのがいいでしょう。
昆虫の体のつくりで、まずしっかりと覚えるべきポイントは、昆虫の体は、頭部・胸部・腹部の3つに分かれていて、胸部には6本の足があるということです。逆を言うと、それ以外の体のつくりの生き物は昆虫にはなりません。
図鑑を見る前にこの昆虫の特徴をしっかりと確認してみましょう。本当にそのような体のつくりになっているのかを子供自身の目で確かめてみるというのがスムーズな学習と考えられます。
頭部にあるものとしては、複眼・単眼・触覚・口など、胸部にあるものとしては羽根や足など、腹部にあるものとしては気門などを学んでいくことになります。
じっくりといろいろな昆虫を観察してみて、これらがあるということを実際に確かめてみると記憶に残るはずです。
昆虫の体の一部である口や足には昆虫ごとの特徴があります。口の形状はその昆虫が何をどのようにして食べるのかということと大きく関係しています。足の形状はその昆虫がどのような生活のなかで生きているのかということと大きく関係しています。
口の形は、吸う・噛む・舐めるなどとセットで覚えるといいですし、足の形は捉える・登る・泳ぐなどと合わせて覚えるのが大切です。様々な昆虫の生活スタイルを想像してみると楽しみながら勉強をしていくことが出来るでしょう。
理科で昆虫の体のつくりは無理に知識を詰め込むことではありません。なるべく最初は覚えることは最小限にとどめておき、実際に昆虫を子供の目でじっくりと観察をして記憶に焼き付けていくということを心がけると理科が苦手な子供でも勉強しやすいはずです。
そして、じっくりと昆虫の体を観察したうえで、その昆虫の体がどうしてそのような形をしているのかをその昆虫の生活スタイルと重ね合したうえで子供自身が想像をしてみるとおのずと答えが分かってくるはずです。