小学校の理科では昆虫の育ち方を勉強します。昆虫がどのように生まれてから成長をしていくのかということを勉強することになるのですが、まずは、大きく3つの育ち方があるということを最初にしっかりとおさえてしまいましょう。結論をおさえてから内容を学ぶというのも効率的です。
そもそも昆虫とはどういうものなの?ということですが、昆虫の定義は昆虫の体のつくりと大きく関係していますので、あわせてご確認ください。
私たち人間は、産まれてきた瞬間から赤ちゃんとして人間の形をしていますし、ずっと成長の過程で変化を遂げることはありません。(見た目が老けていくだけです・・)
でも、昆虫の中には生まれてから姿を変えていくということが多くあります。これは子供でも直感的にはこれまでの経験を通じて理解できるでしょう。
このように姿を変えるという観点で昆虫の成長を考えた場合には、①完全変態をする昆虫、②不完全変態をする昆虫、③変態をしない昆虫の3つのパターンがあります。
昆虫の育ち方を学ぶ上でまずしっかりと確認しておきたいのが、完全変態する昆虫の育ち方です。完全変態というのは、卵→幼虫→さなぎ→成虫という変化を行っていくことです。
ここで、卵から幼虫になることをふ化といい、さなぎから成虫になることを羽化といいます。
完全変態をする昆虫ですが、子供でもなじみの深い身近な昆虫が多いです。代表的な昆虫としては、モンシロチョウやカブトムシなどがあります。小学校での授業ではモンシロチョウを例にとって学んでいくことが多いように思います。
完全変態をまずはしっかりと理解することが大切です。カブトムシなどであれば、ご自宅で子供と一緒に飼いながら成長の過程をじっくりと観察してみるとより理解が深まるでしょう。
完全変態のことについて理解が出来たら不完全変態する昆虫と変態をしない昆虫についても知識を広げていきましょう。まずは、不完全変態ですが、卵→幼虫→成虫という変化をする昆虫です。完全変態と比べてみると、さなぎがないということがお分かり頂けると思います。
不完全変態する昆虫ですが、こちらも子供でもよく知っている昆虫が多いです。代表的な昆虫としては、セミ・カマキリ・バッタ・トンボなどがあります。言われてみてよく記憶を辿ってみると確かにこれらの昆虫のさなぎは見たことがないですよね。
そして、最後に変態をおこなわない昆虫というのもいます。代表的な昆虫としてはトビムシなどがあります。