毎日なかなか勉強に取り掛からないでダラダラと時間ばかりが過ぎていってしまう状況ですと、子供はなかなか腰を据えて勉強に取り組むという姿勢を体感することはできません。少しだけ机に座ってもこのような状況ですとじっくりと勉強と向き合うというのは難しいでしょう。
あまり勉強に興味がない子供の場合ですと、いくら机に座っている時でも肝心の勉強のことは上の空で、ずっと遊びのことばかりが気になってしまったりしてしまいがちですので、ほんの短い時間だけ勉強するともう立ち上がってどこかに行ってしまうなんてこともあります。
このように毎日ダラダラと勉強をしているのかしていないのかよく分からない状況を過ごしていると子供としても勉強を始めるんだという気持ちの切り替えが出来ないはずです。
勉強するときは勉強に集中して、それ以外の時は勉強のことは忘れて楽しく過ごすというメリハリをしっかりと習慣付けてあげることが必要です。
そのためには、毎日の勉強時間というものを家族で決めることがおすすめです。あまり長時間ですと勉強することに慣れていない子供は続かないでしょうし、短すぎても十分な勉強ができませんので、1時間や2時間くらいは考えてみるべきです。
家族で決めるべきことは毎日の勉強時間だけでなくて、どの時間帯で勉強をするのかということも含まれます。例えば夕方5時から7時までであったり、夕ご飯を食べ終わってからの2時間という具合です。
ここまで決める必要はあるの?と思うかもしれませんが、実はとても大切な事です。毎日同じペースを継続して勉強をしていくためには毎日基本的には同じ時間帯で続ける方が習慣として子供に体感してもらうということが出来るからです。
子供にとってみれば、今から勉強をする時間なんだという自覚も芽生えてきますので、気持ちの切り替えることを学ぶことができますので、毎日続けていくことで徐々に集中力も身につくはずです。
もちろん毎日の生活リズムというのは各家庭によっても異なるでしょうし、子供のペースというのも違いますので、どの時間帯を勉強時間とするのかというのはいろいろと選択肢があると思います。
夕方はいつも友達と遊んでいるし、帰ってきてご飯を食べると疲れて寝ることが多いという子供もいるでしょうし、夕方に習い事に行く日が多いという子供もいるでしょう。
大切なことは、その時間帯には子供がしっかりと集中して勉強できるということです。ですので夜は無理というのであれば、早朝ということだっていいと思います。