小学校で習うばねの性質は意外と難しいため、苦手意識をもってしまう小学生も多いはずです。ばね自体は見たことないという子供はいないと思いますが、見た目と違って結構奥の深い内容になっています。いかに想像をできるかがポイントになってくるでしょう。
ばねは伸びるということは子供でも理解はできるでしょう。でも、伸び方となってくるとしっかりとイメージができるようにポイントを押さえていく必要があります。
まずは、重りの重さとばねの伸び方の関係です。違う重さの重りをばねにつるした時に伸び方がどうなるのかということです。これは、おもりが重ければ重いほどばねも伸びるということになります。
次に、重りの重さは同じでばねの長さが異なるという時のばねの長さがどうなるのかということです。これくらいから、小学生の子供がしっかりとイメージをできるかどうかが重要です。正解は変わらないです。
これまでは1本のばねの話でしたが、ばねが2本の時にどのようになるのかを整理して勉強しましょう。ポイントは、縦に2本ばねが繋がっている時と横に2本ばねがある時の違いです。どちらにも同じ重さの重りをつるします。
この時には、縦に繋いだばねの半分しか横に繋いだばねは伸びません。(それぞれのばねは同じ長さで伸びますので、縦ですと2本ありますので、伸びたばねの長さの全体は4倍ということになります。)
力のつりあいはいかに想像できるかがポイントです。天井にばねをつるして、さらにそこに重りをつるすと、いくらかばねが伸びて止まります。このとき、2つのつりあいが起こっています。
1つが天井がばねを引く力とおもりがばねを引く力です。2つ目がばねが重りを引く力とおもりの重力です。
つりあいは力という見えないものなので、しっかりとイメージをすることが大切になります。理解することを最優先しましょう。