小学生の理科では電流や回路について勉強をします。この分野を学ぶ時に最初にしっかりと覚えるべきことは、用語の定義と単位です。これがあやふやになってしまいますと、どうしても勉強している内容の意味が分からないということになってしまいます。
まず、しっかりと覚えるべき用語ですが、電流と電圧と抵抗です。この用語の定義と単位をしっかりと区別できるようにするようにしなければなりません。
電流とは、電気の流れです。単位はアンペアです。小さい単位ですとミリアンペアも使います。電気の流れは+から-に流れるということも併せて確認しましょう。
電圧とは、電気を流そうとする力です。単位はボルトです。
抵抗とは、電気の流れにくさのことです。単位はオームです。大きな単位ですと、キロオームも使われます。
この3つは電流や回路を学ぶ上で最低限知っておくべきとお考えください。この3つの違いが理解できていない小学生が多いですし、この分野が苦手な子供はこの3つの違いを理解していないことがほとんどです。
上記の電流と電圧と抵抗の間には一定の関係があります。これをしっかりと頭に入れるようにしましょう。言葉で表すと、電流は電圧に比例して抵抗に反比例するということです。これを式で表すと、電流(アンペア)=電圧(ボルト)/抵抗(オーム)ということになります。
なかなかイメージが難しい分野でありますので、子供も苦手意識を持ちやすいですが、3つの用語の定義や単位さらには関係をしっかりと把握してしまうことで、コンパクトに頭に入っていくはずです。ただ、それぞれの用語の定義をじっくりと考えると、この法則の意味合いはすんなりと受け入れられると思います。
電流の分野は、日常生活の中でどうしても目で見て覚えることが難しいです。なので、ある程度は割り切ってそういうものなんだと受け入れていくことが近道かもしれません。しかし、できるだけ覚えることはコンパクトに整理して最小限におさえておくべきです。
ですので、3つの定義と単位、それぞれの関係ということに焦点を絞って覚えてしまうということもいいでしょう。覚えなくてはいけないことは結論を明確にしてきちんと覚えるということも必要でしょう。